健康な体を作るために欠かせない食事。
家族の健康が気になる・・・
でも料理にかける時間がない・・・
フルタイムで働きながらだと、栄養バランスの良い食事を作るのはかなり大変ですよね。
また料理といっても調理するだけではなく、買い物や献立作り、後片付けなどやらなければいけないことはたくさん!
そんな料理に対して悩みを抱える方に、今回は時短しながら栄養満点の食事を目指すアイデアをご紹介します。
はじめに:なぜ今「料理の時短」が求められているのか?
共働きが当たり前となった昨今、家事にかける時間がなかなか取れずに悩む家庭が増えています。
核家族化も進み、昔のように祖父母やご近所さんに頼る生活はできなくなっているのは肌で感じますよね。
家事の中でも特に、毎日3食用意しなければならない「料理」については家族の健康を考えるとなかなか手抜きができません。
限られた時間の中で効率よく料理するために求められたのが「料理の時短アイデア」です。
統計調査の結果によると、「料理に関する家事を時短したい」という問いに対し「とてもそう思う」「そう思う」と答えた人はなんと約92%。(引用元:スナップディッシュ株式会社)
多くの人が料理に対して時短を求めていることがわかります。
こんなにたくさんの人が料理に時短を求めているなんて、びっくり!
さらに、料理を時短してもおいしさや栄養バランスは重視したいという意見が多く、時短+パフォーマンス=タイムパフォーマンスを求める人が多い傾向にあるようです。
時短料理の基本ポイント
料理を時短するために、まずは基本となるポイントを押さえておきましょう。
食材の選び方と調理法
調理時間を減らすため、扱いやすい食材を選びましょう。
例えば、カット済みの食材や下処理せずにそのままでも食べられる食材などを選ぶことで調理の手間を大幅に減らすことができます。
また、玉ねぎやにんじんなどいろんな料理に使いまわせる汎用性の高い食材を選べば、アレンジし放題!
長期保存可能な乾物や缶詰、1つで味が決まる万能調味料などもお手軽でオススメです。
カットした食材と合わせるだけの「〇〇の素」系も便利かも!
食材選びができたら、次は調理です。
時短を意識するなら、なるべく包丁や鍋などの調理器具を使わずにつくれるレシピを選ぶのがよいでしょう。
さらに汚れにくい食材から調理することで、調理器具の使用も最低限に抑えられます。
サラダや副菜から作れば良さそう♪
またレンジや炊飯器、圧力鍋などのおまかせ調理法もうまく活用しましょう。
料理の時間につきっきりにならなくて済むので、空いた時間で家族とゆっくり過ごせちゃいます。
作り置き・下ごしらえの重要性
時短に欠かせない「作り置き」や「下ごしらえ」と聞くと、大変そうなイメージがありますよね。
手間暇かける必要あるのかな?
でも、事前の準備にはこんなメリットが!
- 忙しい平日にも栄養バランスのとれた料理が作れる
- 毎日の「あと1品」を考えなくて済む
- 洗い物の回数が減る
- 調理が楽になる
平日の忙しい自分のための心強い味方を増やすため、時間に余裕のある休日に作っておきましょう。
料理の時短テクニック3選
電子レンジを活用する
ボタンを押すだけで簡単に調理できる電子レンジは時短の強い味方。
かぼちゃの煮物や鶏チャーシュー、カレーや豚の角煮など、手軽なものから手の込んだものまで幅広い料理を作ることができます。
空いた時間でゆっくりできそう♪
ワンパン料理で洗い物を減らす
洗い物を減らせる「ワンパン料理」は可能性無限大!
チャーハンやオムライスなどのご飯ものからナポリタンや焼きそばなどの麺料理、ハンバーグやシュウマイなどのメイン料理などなんでもフライパン1つで作ることが出来ちゃいます。
見た目も豪華で子供も喜ぶこと間違いなし!
下味冷凍で味付けの手間をカット
骨取り、あく抜き、筋取りなど準備が大変な肉・魚類は、下ごしらえが済んだら下味をつけて冷凍しておきましょう。
忙しいときや疲れたときにも、調理前に取り出しておくだけであっという間にメイン料理の完成です。
献立決めもラクになる♪
忙しい日の味方!時短に便利な調理アイテム
平日の忙しい時間に、ピーラー・まな板・包丁・鍋・フライ返しなどたくさんの調理器具を使って料理を作るのは大変ですよね。
便利な調理アイテムをうまく活用して、時間がない日でも短時間でおいしい料理を作りましょう。
- 電子レンジ対応容器・・・主にガラスやシリコン、ポリプロピレン製の容器は高温にも耐えられて耐久性抜群。
- 圧力鍋・・・直火式も電気式も短時間でぐっと味が染み込むため、手の込んだ料理も手軽に挑戦できます。
- ホットプレート・・・一気に調理し、そのまま食卓に出せるのでパーティー感覚で料理を楽しめます。
- ポリ袋・・・食材を入れて湯せんや電子レンジで加熱するだけであっという間に一品完成する万能アイテム。
- 専用調理器具・・・キャベツスライサー、筋取りトング、味噌マドラーなどめんどうな作業も簡単に。
- 一体化調理器具・・・メモリ付きおたまやシリコン調理スプーンなど1つで2役になり、洗い物も減ります。
時短を助ける「作り置き」アイデア
忙しい平日にラクをしたいなら、休日にまとめて作り置きするのがおすすめです。
毎日「あと1品」があるだけで食卓の彩もよくなりますよ。
常備菜や冷凍保存におすすめの野菜
にんじん
にんじんに含まれるカロテンは加熱した方が吸収力がよくなります。
抗酸化作用もあり、老化予防や免疫維持には欠かせない栄養素の1つです。
【おすすめレシピ】にんじんのナムル、にんじんしりしり、キャロットラペなど
ごぼう
食物繊維やミネラルの豊富なごぼうも毎日摂りたい野菜の1つです。
加熱することで食べやすくなるので、常備菜にぴったり!
【おすすめレシピ】きんぴらごぼう、根菜の煮物など
きのこ
冷凍することでうまみ成分がぐんとアップするきのこ。
解凍するとうまみ味成分が溶け出し、さらにおいしい常備菜になります。
【おすすめレシピ】きのこのマリネ、なめたけ、きのこと豚肉の炒めなど
なす
強い抗酸化作用のあるナスニンや食物繊維を含むなすは、冷凍しても栄養価が失われません。
水分が多いので調理してから保存することをおすすめします。
【おすすめレシピ】なすの煮びたし、なすのピリ辛炒めなど
小松菜
カルシウムやカリウム、鉄分や亜鉛など栄養豊富な小松菜も毎日摂れるよう常備しておきたい食材です。
【おすすめレシピ】じゃこと小松菜のおかか和え、小松菜のごま和えなど
冷凍保存でおいしさ長持ちさせるコツ
新鮮なうちに食材を冷凍保存することで、毎日の調理が簡単になります。
次の点に注意しておいしさを長持ちさせましょう。
新鮮なうちに冷凍してしまうことで鮮度を保ち、長期保存が可能となります。
冷凍すると食材の組織が壊れ、味が入りやすくなるので控えめな味付けにしておきましょう。
小分けすることで傷みを防ぎ、調理の際には使い勝手がよくなります。
水分は食材が傷む大きな原因の1つ。水分が残らないよう飛ばしておきましょう。
熱いまま冷凍庫に入れるのはNG。傷みを避けるためによく冷ましてから冷凍しましょう
時短料理を成功させるための「下ごしらえ」のコツ
上手な下ごしらえが料理の出来を左右するといっても過言ではありません。
コツをしっかり掴み、「下ごしらえ名人」になりましょう。
- みじん切り・小口切り、千切りなど同じ大きさに切る→使い勝手を良くし、火の通りを均一にする
- 繊維の方向を意識する→平行は歯ごたえ良く、垂直は噛みやすくなる
- 魚は塩をふり、水気をとってから冷凍→臭みがとれる
- エビの背ワタや肉の筋や脂身などはあらかじめとっておく→調理の手間を省く
- 分厚い食材はフォークなどで穴をあける→味をしみこみやすくする
- 何でも小分けにする→使い勝手を良くする
- 火を通すだけの状態まで仕上げておく→調理の手間を省く
片付けも簡単に!調理後の手間を減らすコツ
調理器具選びと洗い物の負担を軽くする方法
食後の後片付けも、なかなか手間がかかる大変な家事の1つです。
実は後片付けにも時短ポイントが隠れています。
洗う回数を減らすとか?
回数だけでなく、洗いものの量や手間を減らす方法について考えてみましょう。
シンプル設計の調理器具を選ぶ
分解できるハサミや食洗機対応の耐熱まな板など、シンプルで手入れのしやすいものを選びましょう。
細かい隙間を洗う手間がなくなり、調理器具を清潔に保ちやすくなります。
アルミホイルやクッキングシートを活用する
グリルやフライパンでの調理のときは、アルミホイルやクッキングシートを敷いて直接汚れるのを防ぎましょう。
肉や魚の下処理の汚れはどこにもつけないようにする
加熱前の肉や魚には、気を付けなければいけない菌が多く付着しています。
ポリ袋や買ってきたトレイのまま下処理をすることでまな板を汚さずに調理できます。
ワンプレートに盛り付ける
たくさんの食器を使うと、洗う量も増えてしまいます。
ワンプレートに盛り付けることで洗い物を減らすひと工夫を。
油汚れはふき取る
食器や調理器具を洗浄する前には、油汚れや食べ残しは拭きとっておきましょう。
何度も洗い直す手間がなくなる上、洗剤の節約にも繋がります。
水につけておく
拭きとっても取れないしつこい汚れにはつけおきが◎
食べ終わったらすぐに水につけておきましょう。
洗い物が少なくなるレシピ選び
とことん洗い物を減らしたい方は、洗い物を少なくするレシピを選んでみてはいかがでしょうか。
ホイル焼き・・・鮭のちゃんちゃん焼き、豚肉のみそ焼き、じゃがバターなど
ポリ袋レシピ・・・生姜焼き、オムレツ、手羽元の煮込みなど
ワンパンレシピ・・・ハンバーグ、ビビンバ、焼きそば、ドリアなど
まとめ
お買い物から後片付けまで工程が多い「料理」に、苦痛に感じたり苦手意識をもつ人はとても多いのが現実です。
料理の時短は決して手抜きではありません。
家族のため、自分のため、栄養バランスを考えながら効率化しようとする1つの手段です。
今回ご紹介した以外にも、レシピを見て段取りを考えたり調理しながら洗い物をするなど、いろんな方法を試して自分に合った時短方法を手に入れてくださいね!
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